ブリリア浦和高砂【木調素材を多用したゲーテッドデザイン】56㎡6,198万円(坪単価368万円)

続けて、ブリリア浦和高砂。

設計・施工は大末建設で、今年3月竣工済の完成売りになります。

デザイン監修は、実績豊富な野生司環境設計で、建物を坂下通りからセットバックし、その間に植栽を設けたエントランスアプローチ周りの景観には見どころがあります。小規模な物件ながらエントランスを覆うように木調素材を多用したゲーテッドデザインが施されており、高額物件らしさも窺えます。

一方で、物足りなさを感じてしまうのが屋内空間(エントランスホール)でしょう。
敷地面積500㎡ちょっと、総戸数32戸(基本1フロア3戸)というかなりの小規模物件ですのでそこにスケールや高級感を求めるのは酷ではあるのですが、そうはいってももうひと工夫欲しかったところでしょうか。

外観デザインに関しても東面(共用廊下)の手摺周りにデザインルーバーを用いるなどの工夫があるものの、西面(バルコニー面)は少々単調な印象です。
東建(ブリリア)の物件はここに限らずそのような印象を受けることが少なくないのですが、単価帯的にももう少し高級感や繊細さといったものが強調されていると良かったようには思いますね。

前回のブリリア浦和高砂

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2023-10-11_14-17-29_No-00.png
お部屋は56㎡の2LDK、西向き中住戸です。道路の向かいに社民党の3階建がありますが、その手前に駐車場があるので離隔はそれなりですし、この中層階だと水平方向の視界抜けは抜けてくるでしょう(県庁グリーンビューは眼下なのでもう少し上の7~8階程度からという感じ)。南西寄りの西向きなので日照時間もかなり長いですね。

間取りは50㎡台中盤の一般的な大きさの2LDKなのですが、柱の完全アウトフレームに加え、玄関前に大きなアルコーブスペースを確保するなど、専有面積以上のゆとりを感じることが出来るタイプになります。

ただ、プライバシー面に配慮し玄関をクランクインアプローチとしたため、LDの入口付近の実質的な廊下部分を含めると廊下による面積消費が結構大きくなってしまっているのはちょっと気になる点ですね。
LD単体で10畳表示ではありますが、隣の4.5畳の洋室2と比べるとお分かりのように純粋なLD空間はそれほど大きなものではありません。

なお、洋室2がスライドドアにより一体利用できるのは◎でしょう。方立ても先ほどの角住戸に比べると小さいです。連窓サッシが採用されていないのはやはり残念ですね。

坪単価は368万円。低層階にはやはり350万円を切るものもありますが、視界抜けが出てくる中でのこの単価はこのご時世としてはまずまずでしょう。
角住戸との単価差はほとんどないため、相対的に中住戸に割高感が出るところもありはするのですが、中住戸は50㎡台なのでグロスが嵩んでいません。また、前回の記事で名前を挙げた2021年のプラウド浦和(平均坪単価約380万円)の中層階中住戸と大差ない水準なので駅距離やスケール(共用面)の差はあろうともこのご時世としては現実的な方だと思います。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありません。ただ、食洗機、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーンのキッチン天板などが備わっており、価格帯なりに違和感のないものです。
また、ゼッチ基準を満たしたエコ・断熱性能の高さ、さらにLDに加え洋室1室に床暖房が付いているあたりも魅力の1つになるでしょう。

管理費は348円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ながら高いですね。スケールメリットに欠ける総戸数32戸の小規模物件なのでやむなしな水準ではあるのでしょうが、小規模ゆえのデメリットに違いありません。

駐車場は、全10台で機械式になります。

0 Comments



Post a comment