ルフォン松戸北小金【奥行あるアプローチ、明るいエントランスラウンジ】3階65㎡4,848万円(坪単価246万円)

続けて、ルフォン松戸北小金。

設計は三輪設計、施工は川村公営、今夏竣工済の完成売りになります。
実物を見て判断できるといったメリットはもちろんのこと、2023年中の入居で住宅ローン控除残高上限額4,000万円(省エネ基準適合住宅。2024年入居は3,000万円に引き下げ)といった魅力も売りの1つにはなるでしょう。

また、総戸数60戸のごくごく一般的なスケールの物件ではありますが、敷地面積は2,300㎡弱あり、共用部・ランドプランといった面での特徴も感じることが出来るでしょう。

ランドプラン的には敷地西端のエントランスアプローチがかなりゆったりとしています。傍らには植栽が施される奥行あるクランクアプローチで、エントランスホール兼ラウンジは二面が幅のあるガラス貼になっているため、明るく気持ちの良いものとなります。
ラウンジはけして大きなものではないのですが、ソファに加えリモートワークなども意識したコンセント付のワークデスクが設けられていますね。

空地率は約56%と高めで、駐車場や1階住戸の専用庭などによる消費があっても敷地東端にボタニカルガーデンという緑化スペースを設けることが出来ているあたりもポイントになるでしょう。

外観デザインに関しては、とりわけ目立つ印象ではないのですが、濃淡のグラデーションやガラス手摺のバリエーションにより”3層”が表現されています。

前回のルフォン松戸北小金

公式ホームページ
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お部屋は65㎡の3LDK、南西向き中住戸です。南西は前回の記事で述べたように、青空の月極駐車場になっており、低層階でもまてばしい通り(線路を越える高架)沿いの賑やかさはあるものの、圧迫感はなく、日照も申し分ありません。

間取りは50~60㎡台で構成された中住戸のうちの1つで、物件内ではけして小さくはないのですが、近年のトレンド通りの面積を絞った3LDKで、エリア的には結構小さな印象にはなるでしょうね。

ただ、柱の食い込みは最低限ですし、連窓サッシが採用された南西面の造りはなかなかですね。LD側だけでサッシ4枚分の幅のあるセンターオープンサッシが採用されているため、かなり開放感がありますし、洋室3の引き戸もきれいに開け放てるようになっているため空間的な広がりが期待できます。

玄関前にもアルコーブ的なちょっとしたゆとりがありますし、面積帯以上に魅力を高めることが出来ていると思いますね。
居室畳数重視の設計のため収納はやや少なめでしょうか。

坪単価は246万円。駅徒歩3分とはいえ、立地条件やスケール的に目立つ物件とまでは言えないため、低層階でのこの水準はやや立派に感じます。

ただ、上述のように間取り面での工夫が見られる物件ですし、面積も絞り気味(グロス価格はあまり嵩まない)なのでこのような単価設定になるのも分かる気がします。

設備仕様面は、このスケール・価格帯ですのでディスポーザー、水回りの天然石天板仕様、トイレ手洗いカウンターがないことに違和感はありません。食洗機は付いていますね。

管理費は214円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下としては安くはないですが、昨今のインフレ下でのこのスケール(一般的な60戸)を鑑みれば違和感はないでしょう。

駐車場は、全30台で、うち3台が平置、残りの27台が機械式になります。

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