レーベン横濱西谷DUARIZE【レーベンらしさはないよねぇ…】2階56㎡4,298万円(坪単価252万円)

続けて、レーベン横濱西谷DUARIZE。

設計・施工は新日本建設で、今年6月竣工済の完成売りになります。
前回の記事で書いたように、「アドグランデ」になるはずだった物件で設計・デザインも当初のままで”レーベンらしさ”は感じられません。

40~60㎡台の総戸数23戸というかなりの小規模物件で、敷地面積は700㎡弱しかありません。空地率も約47%と低く、1階住戸の専用庭が空地の多くを消費していますので、ランドプラン(共用面)でのゆとりは感じにくいでしょう。

敷地北側道路沿いのエントランスを深めのクランクインアプローチとしているのは悪くありませんが、エントランス内外共にとりわけ目立つ空間になっているわけではなくホールもこじんまりとしていますね。

外観デザインに関してもホワイト、グレーを基調とした一般的なもので、デザインに拘りシックで重厚な素材を用いる傾向にあるレーベンらしさは感じられません。建築中に取得しているためやむなしではあるのでしょうが、これを同じ”レーベン”でブランディングしてしまうのはどうなのかな…と。

前回のレーベン横濱西谷DUARIZE

公式ホームページ
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お部屋は56㎡の1LDK+S、東向き中住戸です。東側は2階建なので視界抜けは得られませんが、南東方向(青空駐車場)からの日照は良好ですし、低層階でもまずまずのポジションです。南方向の線路の影響はあるでしょうが、やはり二重サッシなので窓を閉めている限りは問題ないでしょう。

間取りは56㎡の1LDK(実質2LDK)ということで、昨今の2LDKとしてはむしろゆとりがある方です。柱のアウトフレームも良好なので効率性もまずまずでしょう。

特にLDKの12.9畳+洋室5.5畳周りはゆとりがあり、引き戸を開け放つとかなり大きな空間になりますね。

一方、残念なのは東面の主開口部でしょう。洋室には小さな窓しかないですし、LD側も一般的なサッシ2枚分でしかありません。連窓サッシとは言わずともサッシをもう1枚分確保出来ていると室内の印象はかなり変わったはずです。

坪単価は252万円。物件内の下限に近い水準です。2LDKとしてはやや大きいぐらいのためグロスはけして安くはないのですが、低層階でもまずまずのポジションですし、単価的に違和感はないでしょう。

都心を含む多方面へのアクセス(決まった路線を利用するのではなく、仕事柄様々な場所へ行くなど)を最重視したいディンクスなどであれば魅力を感じやすいでしょうね。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはないですし、水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターなどもないシンプルなものになります。

管理費は379円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ながらかなり高いです。40~60㎡台の総戸数23戸というかなり小さなスケールゆえのデメリットではあるものの、シンプルに負担が大きいですね。

駐車場は全10台で、1台のみが平置、残りの9台が機械式になります。

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