オープンレジデンシア荻窪【小規模ながら意外なエントランスアプローチ】48㎡5,480万円(坪単価374万円)

続けて、オープンレジデンシア荻窪。

設計はウィッシュワーク設計事務所、施工はJPビルドです。

オプレジらしいかなりの小規模物件で、敷地面積は約670㎡、そして空地率も約38%と低いです。
ただ、意外にもランドプランには特長がありますね。

敷地は東側しか接道していないのですが、エントランスは建物の「北西部」にあり、東側道路から敷地西側までグッと奥行あるアプローチが設けられています。
第一種低層住居専用地域のため日影規制などが厳しく、"敷地の北端ギリギリまで建物を建てるメリットが見出しにくい"がゆえのランドプランでもあるのでしょうが、小規模物件でここまでの奥行あるアプローチはそう見かけることはありません。

エントランスホール内部はやはりこじんまりとしていますが、上品な色味のタイル・天然石を用いているのでデザイン的にも悪くないですね。

前回のオープンレジデンシア荻窪

公式ホームページ
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お部屋は48㎡の2LDK、南西角住戸です。環八通り沿いの準住居地域は土地が纏まるともう少し高い建物になる余地はあるのですが、現状は2~3階建です。また、南側も3階建となることから接道していなくともまずまずのポジションと言えるでしょう。西側には隣地の緑も望めますね。

間取りは50㎡に満たない小ぶりな2LDKで、”オプレジあるある”とはいえこちらもやっぱり間取りが…。

柱の食い込みは当然としても、ベッドルーム2室がリビングインであるにもかかわらず、廊下がそこそこに長いですし、角住戸ならではの魅力も感じにくいです。

また、キッチンと洋室1の間の動線上の空間も扱いがちょっと難しいですね。ここを上手く使えないことにはLDがかなり小さくなってしまいます。

坪単価は374万円。物件平均に近い水準です。先ほどのお部屋で述べた通りで、ここ1~2年の上昇感をあまり感じない価格設定となった物件で、こちらも50㎡台未満まで面積を絞った2LDKにしては単価が抑えらえていると感じます。

もちろん間取りを許容する必要はありますが、オプレジでは程度の差はあれほとんどがそのような傾向にありますし、近年のオプレジの中では現実的なお値段設定だと思います。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありません。食洗機と天然石のキッチン天板は備わっていますが、90㎡の最上階高額プランですらもトイレ手洗いカウンターが付いていないなどやや寂しいものにはなります。

管理費は393円/㎡。内廊下ですがディスポーザーはありませんので高いですね。スケールメリットのない超小規模ゆえのデメリットになるでしょう。

なお、駐車場はありません。

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