ラコント練馬春日町【収納重視の30㎡台】4階34㎡3,998万円(坪単価389万円)

続けて、ラコント練馬春日町。

設計はランドテック、施工はナカノフドー建設です。今年9月竣工済の完成売りになります。

大半が30~40㎡台となる総戸数39戸の小規模物件で、敷地面積も580㎡弱と小さいです。
三方接道の地ですし、前回の記事で述べたように北側に第一種低層住居専用地域が広がる低層住宅街の端のため、この高さ・規模でもそこそこの存在感がありはするものの、空地率は37%と低く、ランドプランにゆとりを感じることはありません。

南側(環八側)に設けられたエントランス周りにも余裕はなく、エントランスアプローチ・ホール共にスケールなりにかなりこじんまりとしたものです。

デザインに関しては基壇部に重厚な石タイルを用いるなどポイントになる部分もありますが、特筆すべき高級感があるわけではありません。

前回のラコント練馬春日町

公式ホームページ
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お部屋は34㎡の1LDK、南西角住戸です。南側道路(環八の地上部)に面しているのはエントランス周りのわずかな部分のみで、こちらのお部屋の南側は環八との間の小さな4階建マンションとなります。ただ、西側は道路の向かいが3階建マンションですし、北西方向は第一種低層住居専用地域が広がりますので、普通に視界抜けも出てくるポジションですね。

間取りは当物件の多くを占める30㎡台のコンパクトタイプのうちの1つで、専有部形状や居室配置は30㎡台としてオーソドックスなものとなります。
柱の食い込みがやや目立ちはするものの、LD側は柱の影響がなく、かなり奥行あるバルコニーに面する設計に出来ているあたりは悪くないでしょう。

ポイントは大きな収納ですね。その分、居室畳数はやや小さくはなるものの、この面積帯でこのレベルの収納があるのは珍しいですね。先ほどの60㎡台も収納が大きかったですし、例外もありますが全体的に収納重視のコンセプトになっているようです。

坪単価は389万円。前回の記事で述べたように、30~40㎡台と50~60㎡台の単価差はほとんどなく、平均は380万円程度になるでしょうか(北側の斜線制限の影響で上層階住戸の比率が小さいため少し下ぶれするでしょう)。同じ30㎡台でも低層階中住戸には350万円程度のものがありますね。

近年の近隣エリアのコンパクトな供給事例としては、ルジェンテ練馬豊島園(2020年分譲/豊島園駅徒歩1分/約350万円※平均専有面積約36㎡のコンパクト)、ブリリア練馬春日町(2021年分譲/練馬春日町駅徒歩1分/約350万円)、オープンレジデンシア平和台コート(2023年分譲/平和台駅徒歩6分/約365万円※平均専有面積約46㎡のコンパクト)といったあたりでしょうか。

3年以上の時が経過しているのでルジェンテからの値上がりは当然ですし、数少ないながらもブリリアにあった40㎡台が坪単価400万円前後と記憶しているので、30~40㎡台における平均約380万円であれば大きな違和感はないでしょう。

設備仕様面は、小規模コンパクトのため当然ながらディスポーザーはありません。ただ、30㎡台でも普通に床暖房が付いていますし、食洗機(30㎡台除く)に加え、トイレ手洗いカウンターが備わっているあたりは単価帯なりでしょう。

管理費は357円/㎡。ディスポーザーはありませんが、かなり小規模な内廊下物件なので300円台半ばならば悪くないでしょう。

なお、駐車場はありません。

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