2023年差別化部門②【ちゅ、多様性】

お次は銀賞の発表です。

【銀賞】(順不同)
ヴェレーナグラン北赤羽
リストレジデンスセンター南パークサイドテラス
プラウドシティ小竹向原
プラウド向ヶ丘遊園
ノブレス鶴見花月総持寺
ノブレス横濱鶴見ミッドパーク
パークコートザ・三番町ハウス


銀賞は7物件になります。
ヴェレーナグラン北赤羽は近年の「ヴェレーナグラン」の勢いそのままに非常に個性的・特徴的な物件に仕上がっていました。駅徒歩5分とはいえ工業地域に位置しており本来ならばやや際どい物件ではあるものの、個性的でバリエーションも豊富なプラン二ング、平置駐車場を多く設けた空地率の高いランドプラン、そして重厚さと透明感がいい塩梅にマッチした外観デザインには、そうはお目にかかれない唯一無二感があったと思います。

お次のリストレジデンスセンター南パークサイトテラスは、センター南駅徒歩12分の総戸数64戸ということでそれだけで言うと結構地味なのですが、ささぶねのみち隣接が大きな魅力となる地で、歩行者専用道路を使えば信号なしで辿り着くことも可能なポジションでもありました。
ささぶねのみち側の敷地内には、サステナブルガーデン、さらに共用施設やデザイン面にも個性を感じることの出来る稀有な物件でしたね。

プラウド向ヶ丘遊園プラウドシティ小竹向原のプラウド2物件は詳細な説明は不要でしょう。正式リリース前からご存じの方も多かったであろう再開発物件で、小竹向原は総戸数500戸、敷地面積18,300㎡超という類まれなスケールを持ち、建替プロジェクトでの実績が豊富なネクストアーキテクト&アソシエイツによる既存樹も生かした緑豊かな設計・デザインは一見の価値があると思います。
また、向ヶ丘遊園は小竹向原と比べると小さくはなるものの、総戸数168戸のスケールあるダイエー跡地の住商複合再開発で、隣接する住民専用出入口の付いた商業施設にはスーパー含むショップが入居、さらに、首都圏初の「ZEH」×「実質再生エネルギー100%のオール電化」などといった特色も有した物件でした。

続くはノブレスの2物件、こちらに関してはやはり"小規模での免震構造の採用"が選考理由となります。鶴見花月総持寺の方は奥行ありまくりなエントランスアプローチも良かったですね。

そして、最後はパークコートザ・三番町ハウス
囲まれ感の強い立地ですし、そもそも定借物件でもあるのですが、その総戸数193戸は番町エリア最大で、免震構造、緑豊かなランドプラン、充実の共用施設などにもそのスケールが存分に生きていると感じた物件です。

【金賞】(順不同)
ヴェレーナグラン菊名の杜
パークホームズ南船橋
パークホームズ南池袋
プラウドタワー相模大野クロス


金賞にしてはちょいと多めの4物件、初見でのインパクトはもちろんのこと、その後も心に残り続ける物件でした。

ヴェレーナグラン菊名の杜は、銀賞のヴェレーナグラン北赤羽同様に「ヴェレーナグラン」ならではのデザインやプラン面も選考理由の1つではあるのですが、一低専の敷地面積10,000㎡超のスケール感、さらに、そのスケールを生かした共用空間にもいい意味で裏切られました。約600㎡の提供公園だけでなく、敷地中央部にはシーズンズガーデンとシェアファーム(菜園)、そして屋上の一部にはスカイビューガーデン(屋上庭園)も設けられており個性が際立つ物件でしたね。

お次のパークホームズ南船橋は、約37,000㎡のJR南船橋駅南口市有地活用事業の一部で、商業施設に加え約5,000㎡の駅前芝生広場隣接、さらに住戸によっては谷津干潟も望める開放的な眺望も魅力でした。
著名なデザイン会社を起用した繊細な外観デザイン、さらに15戸の100㎡超のタイプを設けるなど豊かな面積帯や豊富なプランバリエーションといった点でも興味深い物件だったと思います。

もう1つのパークホームズであるパークホームズ南池袋はJR池袋駅徒歩8分という利便性抜群のポジションながら低層住宅街を望む眺望、外気処理or全熱交換を採用した換気システム、80㎡超中心の豊かなプランニング、ハイサッシ2.2mなど特色が目白押しでしたね。17階建とはいえ総戸数52戸の小ぶりな物件でのものでしたのでこちらも大きく予想を裏切られました。

最後はプラウドタワー相模大野クロス。他部門の受賞物件でもあるように差別化要素に事欠かない物件ではあるのですが、金賞選考の最大の理由はやはり伊勢丹レガシー物件でなければ実現することはなかった自走式地下駐車場(一部は1階)でしょう。"それ"だけで金賞の価値があると思います。

むろん三田ガーデンヒルズのデザインやスケール、ワールドタワーレジデンスの立地などもそれだけで金賞レベルの差別化要素でしょう。ただ、それらはそれらに相応しい部門がありますし、それらでは評価しにくい特異な差別化要素を持っている物件、1つ1つはそこまで突出したものではなくとも複数の差別化要素が組み合わさった物件を重視して今年も選考させていただきました。

スケールや立地が伴わなくとも特徴豊かなマンションを生み出すことは十分に可能ですし、物件を選ぶ際にもそういった視点を意識することで今まで見えなかったものが見えてくることもあるのではないでしょうか。

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